
精神障害者支援の理念
ストレングス理論
・生活の場の質は個人のストレングスと環境のストレングスの2つの要素によって決定される
・ラップらは、そのストレングスの要素を、個人のストレングスに含まれる願望、能力、自信と、環境のストレングスに含まれる資源、社会関係、機会とに整理し、生活の場の質が、生活の質、目標達成などを決定すると考える
・サリービーは、ストレングス視点の概念を説明する用語として、可塑性(かそせい)、エンパワメント、成員性、レジリエンス(回復力)、癒しと全体性、対話と協調性、不信の中心の7つの要素を定義し、援助の方向性を整理している
ストレングスモデルの6原則(ラップとゴスチャ)
1)精神障害者はリカバリーし、生活を改善し高めることができる
2)焦点は欠陥ではなく個人のストレングスである
3)地域を資源のオアシスとしてとらえる
4)クライエントこそが支援過程の監督者である
5)ワーカーとクライエントの関係性が根本であり本質である
6)われわれ(援助者)の仕事の主要な場所は地域である
リカバリーの概念
・アンソニーは、疾患や障害を通して、その人の態度、価値観、感情、目的、技量、役割が建設的に変容していく、独特の過程であると定義している
・疾患や障害があっても、自己の実現が制限されないことを保障し、援助者はそれを支援していく役割を担う
レジリエンス
→病気やストレスなどからの回復力、復元力
・このような力が元々個々人に備わっているとされており、リカバリーの土台とも言われる
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