
精神疾患の治療
精神科薬物療法
難治性抗精神病薬
・クロザビンは、白血球減少、無顆粒球症などの重篤な副作用が生じることがあるため、定期的な血液検査による処方管理が義務づけられている
抗精神病薬の副作用
・鎮静作用による眠気や活動性の低下
・自律神経症状:起立性低血圧、口渇、便秘、イレウスなど
・錐体外路症状:パーキンソン症候群、ジストニア、アカシジア、遅発性ジスキネジアなど
1)パーキンソン症候群:筋強剛、前屈姿勢、寡動、仮面性顔貌、呂律不良など
2)ジストニア:筋肉の痙縮による斜頸、舌突出など
3)アカシジア:下肢のソワソワ感、足踏み、正座不能など
4)遅発性ジスキネジア:口をモグモグさせる、手足が勝手に動くなどの不随意運動
・月経不順や性機能障害
・光線過敏症
・食欲増加、高血糖、脂質代謝異常の悪化などが生じることもある
・非定型抗精神病薬(オランザピンやクエチアピン)は、高血糖による死亡例もあり、投与前に糖尿病の合併の有無を確認する必要がある
抗精神薬による重篤な副作用
・悪性症候群:高熱、強い錐体外路症状、発汗や頻脈などの強い自律神経症状、横紋筋融解症による高CPK血症などが生じ、生命に危険を生じることもあるため、服薬中止や補液治療などの適切な処置が必要
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