
精神保健医療福祉の歴史
精神衛生法
・1950(昭和25)年、精神衛生法が制定された
・この法律では、精神病者に対する医療と保護を目的に、
1)私宅監置の廃止
2)都道府県に精神科病院の設置の義務付け
3)置入院制度、同意入院制度
4)保護義務者制度による入院制度の整備
5)精神衛生鑑定医制度の新設(精神障害者を拘束することの要否を決定する)
・同時に、精神病者監護法と精神病院法は廃止されることになった
・この後、当時の精神障害者に対する病床数が圧倒的に不足することが判明し、精神科病院が急増することになった
※1954(昭和29)年の調査では、入院を必要とする患者が35万人に対し、精神病床は3万床であることが判明した
ライシャワー事件
・1964(昭和39)年、駐日アメリカ大使であったライシャワー氏が統合失調症患者に刺された
・精神障害者に対する対策が不十分であることが浮き彫りになった
・1965(昭和40)年、精神衛生法の一部が改正された
精神衛生法の一部改正における主なポイント
1)自傷他害が著しい精神障害者に対する緊急措置入院制度の新設
2)通院医療費公費負担制度の新設
3)保健所を地域における精神保健行政の第一線機関に位置づける
4)保健所へ精神衛生相談員の配置
5)保健所に対する技術指導援助等を行う精神衛生センターを各都道府県に設置
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