
神経系疾患
感染症疾患
1)単純ヘルペス脳炎
・ヘルペスウイルスの感染による脳炎で、精神症状を伴いやすい疾患
・発熱、頭痛、意識障害、けいれんが出現する
・また、精神症状として、幻覚、妄想状態が認められる
2)神経梅毒
・梅毒スピロヘータによる中核神経の炎症
・水溶性ペニシリンなどの抗生物質による治療を行う
脱髄性疾患
・有髄神経線維の髄鞘が何らかの原因により崩壊、脱落する疾患群
・代表疾患に多発性硬化症がある
代謝性疾患
1)ウイルソン病
・先天性銅代謝異常で、肝臓、腎臓、脳、角膜等に銅が沈着する
・常染色体劣性遺伝
・羽ばたき振戦やパーキソニズムの神経症状を呈する
・精神症状として、知能低下、性格変化が認められる
2)ウェルニッケ脳症
・ビタミンB1(チアミン)の欠乏による脳障害
・眼球運動障害、歩行障害、意識障害(注意力散漫から昏睡まで)などが認められる
・習慣性過量飲酒(アルコール依存症)の人や、妊娠悪阻などによる栄養障害で起こる
3)ビタミンB12欠乏
・胃の切除後にしばしばみられるビタミンB12の吸収障害では、脊髄の変性による運動・感覚障害がよく知られている
・認知症やその他の精神症状を呈することもあり、ビタミンB12の補充で回復する場合もある
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