レビー小体型認知症(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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レビー小体型認知症

レビー小体型認知症とは
・老年期に発症し、進行性の認知機能障害とともに幻視など特有の精神症状とパーキソニズムを呈する神経変性疾患
・近年、疾患の認識の広がりに伴い、有病率の高さが明らかになり、注目されている
・アルツハイマー型認知症、血管性認知症とともに、三大認知症のひとつである
・SPECT、PETにて、後頭葉の血流低下がみられる
治療
・対処療法が中心となる
・抗精神病薬に対する過敏性(パーキソニズムの悪化、意識障害など)があるため、投薬の際は十分な注意を要する
1)認知機能障害:ChE阻害医薬(ドネペジル等)
2)幻視などBPSD:非薬物療法、漢方薬(抑肝散)、非定型抗精神病薬
3)パーキソニズム:レボドパ
4)REM睡眠行動障害:クロナゼパム(抗てんかん薬)
パーキンソン病とレビー小体型認知症
・パーキンソン病では、脳幹に限局してレビー小体がみられるのに対し、レビー小体型認知症では大脳皮質など中枢神経系に広汎にレビー小体が出現する
・両者はパーキソニズムが共通し、パーキンソン病患者が高齢化して認知症を合併する場合もある
・これらの臨床症状での区別は難しいが、レビー小体型認知症で現れるパーキソニズムでは、安静時振戦は目立たず、無動や筋強剛が主体となる

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2019.11.02 07:41 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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