レビー小体型認知症(3)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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レビー小体型認知症

代表的な症状
後頭葉の血流低下
・アルツハイマー型認知症との違いで特徴的なのは、レビー小体型認知症では、SPECTやPET画像上で後頭葉の血流低下が認められる点である
・後頭葉には一次視覚野が存在することから、後頭葉の血流低下が幻視と深くかかわっていると考えられている
・また、視覚間認知・構成能力の障害が強いため、時計描画検査(CDT)やMMSEの五角形模写、立方体模写で障害が明らかになることも多い
・CT、MRIでは、大脳・海馬の萎縮は比較的軽度である
抗精神薬に対する過敏性
・認知症に対するBPSDに対して、抗精神薬が用いられることがあるが、レビー小体型認知症では抗精神病薬に対する過敏性が指摘されており、少量の使用でもパーキソニズムの発現・悪化や意識障害などが起こる
・ときに悪性症候群に至ることもあり、死亡リスクも高めるため、注意が必要である
・抗精神薬以外でも、中枢神経系に作用する薬全体に過敏な傾向があり、睡眠薬や抗うつ病、ときにかぜ薬でもせん妄をきたしうることに注意する
ドーパミントランスポーターSPECT
→線条体におけるドーパミントランスポーター(DAT)の分布を、SPECTを用いて画像化する検査のこと
・レビー小体型認知症では、線条体でのドーパミン作動性神経の変性・脱落によりDATの発現量が低下しているため、ドーパミントランスポーターSPECTが診断やアルツハイマー型認知症との識別に役立つ

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2019.11.04 07:49 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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