正常圧水頭症

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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正常圧水頭症

正常圧水頭症(NPH)とは
・歩行障害、精神活動の低下(認知症など)、尿失禁を三徴とする成人の慢性水頭症
・くも膜下腔にて髄液通過障害が生じ、脳室を含む髄液腔が拡大する(交通性水頭症)が、髄液圧は正常範囲にある
・原因疾患が明らかな続発性と、原因がはっきりしない特発性に分けられる
・続発性NPHの原因としては、くも膜下出血が最も多く、シャント手術が著効する例が多い
好発
・くも膜下出血、頭部外傷、髄膜炎などの先行疾患がある
・または先行疾患のない60から70歳代
症状
・脳室拡大などの髄液過剰所見があるものの、髄液圧の上昇を認めない水頭症を、正常圧水頭症という
・脳脊髄液がゆっくり増加するのに伴って、徐々に脳室が拡大する
・これにより、脳室全体に加わる圧は上昇するが、髄液圧は正常範囲となる
・脳室拡大が慢性的に持続し、脳(特に前頭葉)の機能が次第に障害されるため、三徴(歩行障害、認知症、尿失禁)に代表される多彩な神経症状が現れる
・髄液圧が上昇する他の水頭症よりもゆっくりと進行するため、比較的発見されにくい
治療可能な認知症
・正常圧水頭症は、治療による改善の可能性があり、「治療可能な認知症」と呼ばれる
治療
・シャント手術

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2019.11.06 05:22 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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