頭頂葉(2)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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頭頂葉

頭頂連合野
・大脳皮質の他の領域で受け取った視覚、聴覚、体性感覚(温痛覚、触覚、意識できる深部感覚)などを統合、認識することにより、物体の識別(何であるか)や空間認知(どこにあるか)を行う
・頭頂連合野で統合された情報は前頭連合野に送られ、適切な運動の計画(何をすべきか)が行われる
左角回の機能
・左側(優位側)の角回は近接する大脳皮質との連絡路をもち、文字や記号を読んだり書いたりすることなどに関わっている
・左角回が障害されると、失読失書やゲルストマン症候群、観念失行が生じる
失読失書
・話す、聞くなど(口語言語)の障害はみられないが、読み書きが著明に障害される
ゲルストマン症候群
・手指失認:自分の指が何指かわからず、人差し指と言われてもその指を指示できない
・左右失認:自分にとってどちら側が右か左かわからない
・失書:文字が書けない
・失算:計算ができない
観念失行
・使い鳴れているはずの道具の使用、日常の一連の動作を順序正しく行えない
半側空間無視
・右の頭頂葉後方(下頭頂小葉や上頭頂小葉など)の障害による
・右大脳半球損傷患者の約4割に出現する
・特に、右中大脳動脈閉塞による脳梗塞の急性期(1ヶ月)以内)では、代表的な症状である
症状
・全視野が目に入っているにもかかわらず、意識して注意を向けない限り、左側の物体に気づかない
・患者は、食事で皿の左半分を残したり、歩行時に左側の物体にぶつかったりする

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2019.11.11 06:51 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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