
てんかん
てんかんとは
・大脳皮質ニューロンの異常な興奮によるけいれんなどの発作症状を反復する
・慢性の中枢神経疾患である
てんかん発作の病態
・ニューロンは、他のニューロンからの興奮性シグナルと抑制性シグナルによって興奮が調節されている
・てんかんでは、この調節バランスがくずれることによってニューロンが過剰興奮し、てんかん発作が起こる
・興奮性シグナルの伝達には主にグルタミン酸が、抑制性シグナルの伝達には主にGABAが関わっている
てんかん分類の概念
・てんかんの臨床上用いられる分類は、「症状である発作」を分類したものと、「疾患としてのてんかん」を分類したものがある
1)発作型
・臨床的な発作所見や脳波に基づいて、症状である発作を分類したもの「部分発作」と「全般発作」に大別される
※部分発作は焦点発作ともよばれ、部分てんかんは局在関連てんかんともよばれる
2)原因・病因
・特定の原因がない「突発性」(多くは遺伝的要因)と、何らかの脳の疾患による「症候性」に大別される
※他の多くの疾患では、突発性の方が症候性よりも予後が悪い傾向にあるが、てんかんでは一般的に突発性の予後が良いという特徴がある
3)てんかん(病型)
・発作型と病因を軸に、発症年齢、重症度、予後などによって、疾患としてのてんかんを分類したもの
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