心原性脳塞栓症(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

DSC_0821_convert_20140331095008.jpg

心原性脳塞栓症

心原性脳塞栓症とは
・心疾患により心臓内に形成された血栓が梗塞子となり起こる心筋梗塞のこと
・急激に発症し、突発的に症状が完成する
・側副血行路に乏しいため梗塞巣は大きくなりやすく、出血性梗塞の頻度も高い
・脳梗塞の主な3つの病型の中で最も重症で予後不良である
心原性脳塞栓症の全体像
好発
・不整脈(特に非弁膜症性心原細動)、最近の心筋梗塞、弁疾患、感染症心内膜炎などの心疾患を有する者
・主に日中の活動時に、突然の片麻痺、構音障害、皮質症状(失語など)や意識障害などで急激に発症する
症状
・CTA、MRI、脳血管造影で動脈硬化病変はないか、あっても軽度、
・塞栓子による血管の閉塞像を認めることが多い
治療
・全身管理、合併症対策とともに、梗塞巣の増大や梗塞症の再発を防ぐ
1)急性期の治療
・血栓溶解療法(rt-PA静注療法):発症4.5時間以内、適応を満たす場合
・血栓溶解療法(ウロキナーゼ局注):発症6時間以内、適応を満たす場合
・血管内治療(血栓回収療法):発症8時間以内
・脳保護療法(エダラポン)
・抗脳浮腫療法(高張グリセロール[10%])
・抗凝固療法(ヘパリン):出血性梗塞の危険がないとき
2)慢性期の治療
・抗凝固療法(DOAC、ワーファリン)

↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓
にほんブログ村 介護ブログ 介護職へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
関連記事
2019.11.15 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
トップページ医療心原性脳塞栓症(1)












管理者にだけ表示