心原性脳塞栓症(3)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

DSC_0044_convert_20140414165440.jpg

心原性脳塞栓症

画像所見
・心原性脳塞栓症では、側副血行路が発達する間もなく急激に発症するため、比較的境界明瞭なくさび形の大きい梗塞を認めることが多い
・多発性のこともある
・出血性梗塞となることがある
・MRAでは動脈硬化はみられないか、あっても軽度で、血行の途絶、塞栓子が見られることがある
※再開通すれば、これらの所見は消失する
心エコー検査
・原因となる塞栓子は左心系、特に左房内に形成されることが多い
・心房、心室内の血栓やゆう腫を発見するためには心エコー検査を行う
・特に左心耳に形成された血栓は通常の経胸壁心エコーでは観察できないため、経食堂心エコーを使用して観察する
心電図所見
・心原性脳塞栓症の原因として、心房細動が重要であり、心電図による検査を行う
・発作性心房細動などの場合には、ホルター心電図が有用である
再開通
心原性脳塞栓症では、突然の血管閉塞に対して線溶系の亢進などが起こり、閉塞した血管が再開通することがしばしばみられる
・再開通がごく早期に起こると、症状が劇的に改善することがある
・しかし、すでに梗塞に陥って脆弱化した血管に、再開通によって血流が流入すると血液の漏出や出血が起こり、ときに症状の憎悪を招く(出血性梗塞)

↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓
にほんブログ村 介護ブログ 介護職へ
にほんブログ村

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
関連記事
2019.11.17 07:37 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
トップページ医療心原性脳塞栓症(3)












管理者にだけ表示