
意思の不存在
心理留保
1.心理留保
・心理留保とは、表示に対応した内心的効果意思が存在しないことを知りながらする単独の意思表示のこと
・契約を締結する意思がないにもかかわらず、あるいはそのような内容の契約を締結するいしが無いにもかかわらず、契約をすること
2.心理留保による契約の効力
・心理留保がなされても、相手方はそれを知り得ないのが通常であるため、心理留保による契約の効果は以下のように扱われる
原則
・心理留保による契約も有効である
例外
・相手方が、その真意ではないことを知り、又は知ることができた場合、契約は無効となる
3.第三者の保護
・心理留保は、相手方が悪意又は有過失の場合は、無効とされる
・無効は、善意の第三者に対抗することはできない
虚偽表示
1.虚偽表示
・虚偽表示とは、意思に対応した内心的効果意思がないことを知りながら、相手方と通謀して行った意思表示のこと
・相手方とグルになって仮装の契約をすること
2.虚偽表示による契約の効力
・当事者はともに契約をする意思がないのであるから、虚偽表示による契約は無効である
3.第三者の保護
・虚偽表示による無効は、善意の第三者に対して対抗することはできない
第三者
・虚偽表示の当事者又は一般承継人であって、当該虚偽表示を前提として、法律上新たな利害関係を有するに至った者のこと
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