抗告訴訟(4)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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抗告訴訟

不作為の違法確認の訴え
1.不作為の違法確認の訴えの意味
・不作為の違法確認の訴えとは、行政庁が法令に基づく申請に対し、相当の期間内に何らかの処分又は裁決をすべきにもかかわらず、これをしないことについての違法の確認を求める訴訟である
・取消訴訟は、行政庁の申請に対する応答行為がなければ提起できない
・行政事件訴訟法は、申請をしたにもかかわらず応答行為のないば場合の申請者を救済するために、この訴えを法定した
2.不作為の違法確認の訴えの原告適格
・不作為の違法確認の訴えの原告適格は、処分又は裁決についての申請をした者に限り提起することができる
義務付けの訴え
1.義務付けの訴えの意味
・義務付けの訴えとは、行政庁に対して処分や裁決をすべき旨を命ずることを求める訴訟である
・申請を前提とした義務付けの訴えと申請を前提としない義務付けの訴えとに分類される
・申請型の義務付けの訴えはさらに、当該申請に対して行政庁の処分等がなされない不作為型と当該申請に対して行政庁の拒否処分等がなされた拒否型に分類される
2.申請型の義務付けの訴え
・申請型の義務付けの訴えとは、行政庁に対し一定の処分又は裁決を求める旨の法令に基づく申請又は審査請求がされた場合において、当該行政庁がその処分又は裁決をすべきであるにかかわらずこれがされないときに、法令に基づく申請又は審査請求をした者が、以下の要件のいずれかに該当する限り提起できる
1)当該法令に基づく申請又は審査請求に対し相当の期間内に何らかの処分又は裁決がされないこと(不作為型)
2)当該法令に基づく申請又は審査請求を却下し又は棄却する旨の処分又は裁決がされた場合において、当該処分又は裁決が取り消されるべきものであり、又は無効若しくは不存在であること(拒否型)

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2020.09.26 05:00 | 行政法 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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