
精神神経に作用する薬
鎮暈薬(ちんうんやく)
鎮暈薬の働き
・鎮暈薬(乗物酔い防止薬)は、乗物酔い(動揺病)によるめまい、吐き気、頭痛を防止し、緩和することを目的とする医薬品のこと
・つわりに伴う吐き気に対して使用することは、適当ではない
鎮暈薬の成分
1.抗めまい成分
・内耳にある前庭と脳を結ぶ前庭神経の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す
・ジフェニードル塩酸塩は抗ヒスタミン成分と類似の薬理作用を示すものの、日本においてはもっぱら抗めまい成分として用いられている
成分名
・ジフェニードル塩酸塩
抗めまい成分の使用上の注意事項
・抗ヒスタミン成分や抗コリン成分と同様の副作用(頭痛、排尿困難、眠気、散瞳による異常な眩しさを生じるため、服用後は乗物類の運転操作をしてはいけない
・排尿困難の症状がある人、緑内障の診断を受けた人は、その症状が悪化するため、使用する前に医師などに相談する
2.抗ヒスタミン成分
・延髄にある嘔吐中枢への刺激や、内耳の前庭における自立神経反射を抑える作用を示す
・抗ヒスタミン成分には抗コリン作用を示すものも多くあるが、抗コリン作用も、乗物酔いによるめまい、吐き気の防止・緩和に寄与すると考えられる
成分名
・ジメンヒドリナート(ジフェンヒドラミンテオクル酸塩)
・メクリジン塩酸塩
・プロメタジンテオクル酸塩
・クロルフェニラミンマレイン酸塩
・ジフェンヒドラミンサリチル酸塩
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