呼吸器官に作用する薬(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

P1100023_convert_20150116083929.jpg

呼吸器官に作用する薬

鎮咳去痰薬
鎮咳去痰薬とは
・鎮咳去痰薬は、咳を鎮める、痰の切れを良くする、喘息症状を和らげることを目的とする医薬品の総称
・痰とは、気道粘膜から分泌された粘液に、気道に入り込んだ異物や粘膜上皮細胞の残骸などが混じったもの
・口腔咽頭薬の目的を兼ねたトローチ剤やドロップ剤もある
鎮咳去痰薬の成分
1.鎮咳成分
・中枢神経系に作用して咳を抑えることから、中枢性鎮咳成分とも呼ばれる
・中枢鎮咳成分には、麻薬性鎮咳成分と非麻薬性鎮咳成分がある
麻薬性鎮咳成分名
・コデインリン酸塩
・ジヒドロコデインリン酸塩
→モルヒネと同じ基本構造を持つことから麻薬性鎮咳成分と呼ばれる
麻薬性鎮咳成分の使用上の注意事項
・長期連用や大量摂取によって、倦怠感や虚脱感、多幸感などが現れることがあり、薬物依存につながる恐れがある
・内服液剤では、その製剤上の特徴から、乱用されることもある
・妊娠時の使用により、血液・胎盤関門を通過して胎児へ移行する
・分娩時の使用により、新生児に呼吸抑制が現れたとの報告がある
・12歳未満の小児に呼吸抑制を生じる恐れがある
・授乳中の人の使用により、母乳に移行し、乳児にモルヒネ中毒が生じたとの報告がある
・胃腸運動を低下させるため、副作用として便秘を生じる

↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

人気ブログランキングへ
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
関連記事
2021.01.07 07:33 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
トップページ医薬品呼吸器官に作用する薬(1)












管理者にだけ表示