
胃腸に作用する薬
胃腸鎮痛鎮痙薬(ちんけいやく)
胃腸鎮痛鎮痙薬の成分
1.抗コリン成分
・胃酸分泌や消化管運動は、副交感神経系の刺激により亢進するが、急な胃腸の痛みは、主に胃腸の過剰な動き(けいれん)によって生じる
・抗コリン成分は、胃痛、腹痛、さしこみを鎮めること(鎮痛鎮痙)のほか、胃酸過多や胸やけに対する効果も期待できる
成分名
・メチルベナクチジウム臭化物
・ブチルスコポラミン臭化物
・メチルオクタトリピン臭化物
・ジサイクロミン塩酸塩
・オキシフェンサイクリミン塩酸塩
・チキジウム臭化物
同じ作用の生薬成分
・ロートエキス
抗コリン成分の使用上の注意事項
・抗コリン成分の作用は消化管に限定されないため、目のかすみや異常な眩しさ、顏のほてり、頭痛、眠気、口渇、便秘、排尿困難などの副作用を生じる
・目のかすみ、異常な眩しさを生じるため、服用後は乗物類の運転操作をしてはいけない
・排尿困難の症状がある人、心臓病または緑内障の診断を受けた人は、その症状が悪化するため、使用する前に医師などに相談する
・高齢者は、緑内障の悪化を招き、排尿困難、口渇、便秘の副作用が現れやすいため、使用する前に医師などに相談する
・ブチルスコボラミン臭化物は、まれに重篤な副作用として、ショックアナフィラキシーを生じる
・授乳中の人は、メチルオクタトロピン臭化物の一部が乳汁中に移行するため、使用する前に医師などに相談する
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