皮膚に用いる薬(8)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

DSC_0622_convert_20141127094654.jpg

皮膚に用いる薬

痒み、腫れ、痛みを抑える成分
10.収斂(しゅうれん)・皮膚保護成分
・患部に被膜を形成し、皮膚を保護する
成分名
・酸化亜鉛
・ピロキシリン(ニトロセルロース)
収斂・皮膚保護成分の使用上の注意事項
・患部が浸潤または化膿している場合、深い傷の場合は、かえって症状が悪化するため、使用してはいけない
11.組織修復成分
・損傷皮膚の組織の修復を促す
成分名
・アラントイン
・ビタミンA油
12.血管収縮成分
・創傷部位の血管を収縮させることにより、きり傷、擦り傷、かき傷などの創傷面からの出血を抑える
・血管収縮成分として、アドレナリン作動成分が用いられる
成分名
・ナファゾリン塩酸塩
13.血管促進成分
・患部局所の血行を促す
・ヘパリン類似物資は、抗炎症作用や保温作用も期待できる
成分名
・ヘパリン類似物質
・ポリエチレンスルホン酸ナトリウム
・ニコチン酸ベンジルエステル
・ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル、トコフェロール)
血行促進成分の使用上の注意事項
・ヘパリン類似物質、ポリエチレンスルホン酸ナトリウムは、血液凝固を抑える働きがあるため、出血しやすい人、出血が止まりにくい人、出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑症など)の診断を受けた人は、使用してはいけない
14.漢方処方製剤
・外皮用の漢方処方製剤として、紫雲膏、中黄膏がある
15.生薬成分
・以下の生薬成分には、抗炎症、血行促進の作用が期待できる
成分名
・アルニカ
・サンシン
・オウバク(黄柏)
・セイヨウトチノミ

↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

介護職員ランキング
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
関連記事
2021.02.15 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
トップページ医薬品皮膚に用いる薬(8)












管理者にだけ表示