
皮膚に用いる薬
抗菌薬
1.にきび、吹き出物
・にきび、吹き出物に対しては、洗眼などにより皮膚を清潔に保つことが基本とされる
・油分の多い化粧品は、にきびを悪化させることがあり、水性成分主体のものを選択するのが望ましい
にきび、吹き出物の特徴
1)にきび
・皮膚常在菌であるにきび桿菌(アクネ菌)の毛穴での繁殖が原因
2)毛嚢炎(もうのうえん)
・毛穴からの化膿菌の侵入が原因
・顔面に生じた毛嚢炎を面疔という
3)とびひ(伝染性膿痂疹)
・毛穴を介さず、虫さされやあせもからの化膿菌の侵入が原因
・小児に発症することが多い
2.抗菌成分
抗菌成分と作用
1)サルファ剤(スルファジアジン、ホモスルファミン、スルフイソキサゾール)
・細菌のDNA合成を阻害することにより、抗菌作用を示す
2)バシトラシン
・細菌の細胞壁合成を阻害することにより、抗菌作用を示す
3)硫酸フラジオマイシン、クロラムフェニコール
・細菌のタンパク質合成を阻害することにより、抗菌作用を示す
抗菌薬の受診勧奨
・漫然と使用している場合、化膿菌が耐性を獲得するおそれがある
・以下の場合は、医療機関を受診する
→患部が広範囲である場合、ひとい湿潤・ただれの場合、5~6日間使用しても症状の改善がみられない場合
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