
皮膚に用いる薬
抗真菌薬
1.みずむし、たむし
・みずむし、たむしは、皮膚糸状菌(白癬菌)という真菌の感染により引き起こされる疾患
・スリッパやタオルなどを介して、ほかの保菌者やペットから皮膚糸状菌が感染することも多くある
・発生した身体部位によって、以下のように分類される
みずむし、たむしの特徴
1)みずむし(手足の白癬)
・ほとんどの場合は足に生じるが、まれに手に生じる
2)ぜにたむし(体部白癬)
・小さな丸い病巣が胴・四肢に発生したもの
・患部が広範囲の場合は、医療機関を受診する
3)いんきんたむし(頑癬)
・小さな丸い病病巣が内股に発生し、尻や陰嚢付近に広がっていくもの
・患部が広範囲の場合は、医療機関を受診する
4)爪白癬
・爪内部に薬剤が浸透しにくく、難治性のため、医療機関を受診する
5)しらくも(頭部白癬)
・小児に多い
・炎症が著しい場合は、医療機関を受診する
みずむし、たむしに対する抗真菌薬の剤形の選択
・軟膏、クリーム:じゅくじゅくと湿潤している患部
・液剤:皮膚が厚く角質化している患部
抗真菌薬の使用上の注意事項
・みずむしの初期症状は湿疹と類似していることが多く、湿疹に抗真菌成分を使用した場合、その症状が悪化することがある
・湿疹か皮膚糸状菌による皮膚感染かはっきりしない場合に、抗真菌成分を使用することは適当でない
↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

介護職員ランキング
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
- 関連記事
-
- 皮膚に用いる薬(13)
- 皮膚に用いる薬(12)
- 皮膚に用いる薬(11)
- 皮膚に用いる薬(10)
- 皮膚に用いる薬(9)