
皮膚に用いる薬
毛髪用薬
毛髪用薬の働き
・毛髪用薬は、脱毛の防止、育毛、ふけや痒みを抑えることなどを目的として、頭皮に適用する医薬品
・配合成分とその分量などからみて、人体に対する作用が緩和なものは、医薬部外品(育毛剤、養毛剤)として扱われる
・効能効果に疾患名の記載のある製品は、医薬品としてのみ認められている
毛髪用薬の成分
カルプロニウム塩化物
・適用局所においてコリン作用を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果が期待できる
・コリンエステラーゼによる分解を受けにくく、作用に持続性がある
カルプロニウム塩化物の使用上の注意事項
・副作用として、コリン作用による発汗、それに伴う寒気、震え、吐き気を生じる
エストラジオール安息香酸エステル
・エステジオール安息香酸エステルは、女性ホルモンの一種
・脱毛は、男性ホルモンの過剰な働きが原因の一つとされる
・女性ホルモンによる脱毛抑制効果が来たいできる
・妊婦などは、成分の一部が循環血流中に入る可能性を考慮し、使用を避けるべき
毛髪用薬の生薬成分と作用
1)カシュウ
・タデ課のツルドクダミの塊根を基原とする生薬
・頭皮における脂質代謝を高めて、余分の皮脂を取り除く作用を期待して用いられる
2)チクセツニンジン(竹節人参)
・ウコギ科のトチバニンジンの根茎を、通例、湯通ししたものを基原とする生薬
・血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる
3)ヒノキチオール
・ヒノキ科のタイワンヒノキ、ヒバなどから得られた精油成分
・抗菌、結構促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる
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