
歯や口中に用いる薬
歯槽膿漏薬
歯槽膿漏薬の働き
・歯槽膿漏薬は、歯肉炎、歯槽膿漏の諸症状の緩和を目的とする医薬品
・患部局所に通用する外用薬のほかに内服薬もある
・歯槽膿漏薬の内服薬は、抗炎症成分やビタミン成分などが配合されたもので、外用薬と併用すると効果的
歯肉炎と歯槽膿漏
・歯と歯肉の境目にある溝(歯肉溝)で細菌が繁殖するなどして、歯肉に炎症(歯肉炎)を起こすことがある
・歯肉炎が重症化し、歯周組織全体に炎症が広がったものを歯周炎(歯槽膿漏)という
・歯肉炎、歯槽膿漏の症状として、歯肉からの出血やうみ、歯肉の腫れ、むずがゆさ、口臭、口腔内の粘りが現れる
歯槽膿漏薬(外用薬)の成分
1)殺菌消毒成分
・歯肉溝での細菌の繁殖を抑える
成分名
・セチルピリジニウム塩化物
・クロルヘキシジングルコン酸塩
・イソプロピルメチルフェノール
・チモール
殺菌消毒成分の使用上の注意事項
・クロルヘキシジングルコン酸塩は、口腔内に適用する場合、まれに重篤な副作用として、ショックアナフィラキシーを生じる
2)抗炎症作用
・歯周組織の炎症を和らげる
成分名
・グリチルリチン酸二カリウム
・グリチルレチン酸
抗炎症成分の使用上の注意事項
・抗炎症成文としてステロイド性抗炎症成分が配合されている場合は、その含有量によらず、長期連用してはいけない
↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

介護職員ランキング
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
- 関連記事
-
- 歯や口中に用いる薬(4)
- 歯や口中に用いる薬(3)
- 歯や口中に用いる薬(2)
- 歯や口中に用いる薬(1)
- 皮膚に用いる薬(13)