歯や口中に用いる薬(4)

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歯や口中に用いる薬

口内炎用薬
口内炎用薬の働き
・口内炎や舌炎は、いずれも口腔粘膜に生じる炎症で、口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴う
・口内炎用薬は、口内炎、舌炎の緩和を目的として、口腔内局所に適用される外用薬
口内炎用薬の成分
1)抗炎症成分
・口腔粘膜の炎症を和らげる
成分名
・グリチルリチン酸二カリウム
・グリチルレチン酸
抗炎症成分の使用上の注意事項
・抗炎症成分としてステロイド性抗炎症成分が配合されている場合、その含有量によらず、長期連用してはいけない
2)組織修復成分
・口腔の粘膜組織の修復を促す
成分名
・アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)
3)殺菌消毒成分
・患部からの細菌の感染を防止する
成分名
・シチルピリジニウム塩化物
・クロルヘキシジン塩酸塩
・アクリノール
・ポピドンヨード
4)生薬成分
・組織修復の促進や抗菌などの作用が期待できる
成分名
・シコン(紫根)
5)内服の漢方処方製剤
・口腔内に用いる漢方処方製剤として、インチンコウトウ(茵蔯蒿湯)がある
口内炎用薬の受診勧奨
・口内炎は、口内炎用薬の使用目的と異なる症状であるが、ほかの一般用医薬品の副作用として現れるため、その副作用を口内炎用薬で対処することのないよう注意を要する

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2021.02.24 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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