歯や口中に用いる薬(5)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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歯や口中に用いる薬

禁煙補助剤
禁煙補助剤の働き
・タバコの煙にはニコチンが含まれており、肺胞から血液中に移行して脳に到達すると、リラックス効果などをもたらす
・習慣的な喫煙により、喫煙していないと血中ニコチン濃度が低下し、イライラ感などのニコチン離脱症状が現れる
・禁煙補助剤は、ニコチンを有効成分とし、ニコチン置換療法に使用される薬品で、咀嚼剤とパッチ製剤がある
1)咀嚼剤
・噛むことにより口腔内でニコチンが放出され、口腔粘膜から血液中に移行する
2)パッチ製剤
・1日1回皮膚に貼付することにより、ニコチンが皮膚を透過して血液中に移行する
禁煙補助剤(咀嚼剤)の使用上の注意事項
・咀嚼剤は、唾液が多く分泌されないよう、菓子のガムのように噛まず、ゆっくりと断続的に噛む
・唾液が多く分泌されると、ニコチンが唾液とともに飲み込まれてしまうため、口腔粘膜からの吸収が十分なされず、また、副作用(吐き気、腹痛など)が現れやすくなる
・あごの関節に障がいがある人は、使用してはいけない
・口内炎、喉の痛みや腫れの症状がある人は、口内や喉の刺激感などの症状が現れやすくなる
・大量に使用しても禁煙達成が早まるものではない
・ニコチン過剰摂取による副作用(吐き気、腹痛など)を生じるため、1度に2個以上の使用は避ける

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2021.02.25 05:01 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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