
漢方処方製剤
漢方の考え方
・古来に中国から伝わり、日本において発展してきた日本の伝統医学を漢方医学という
・漢方医学で用いる薬剤全体を概念的に広く表現する場合、漢方薬とよぶ
・漢方薬は、漢方医学の考え方に沿うように生薬を組み合わせて構成された漢方処方製剤として存在している
・漢方処方は、処方自体がひとつの有効成分として独立したものという見方がなされ、使用する人の体質や症状に適した処方を既成の処方の中から選択して漢方薬が用いられる
1.漢方独自の病態認識「証(しょう)」
・漢方薬は、漢方独自の病態認識である「証」に基づいて用いる
・証には、虚実、陰陽、気血水、五臓などがある
・患者の「証」に合ったものであれば効果は期待できるが、合わないものが選択された場合、効果が得られないばかりでなく、副作用を招きやすくなる
・一般用医薬品の漢方処方製剤は、「証」という漢方の専門用語を使用することを避けて、「しばり」(使用制限)として、以下のように記載される
漢方薬の「証」と漢方処方製剤の「しばり」
虚実
・実の病態⇔体力が充実
・虚実の尺度で中間の病態⇔体力が中程度
・虚の病態⇔体力が虚弱
・虚実の病態に関わらず幅広く⇔体力に関わらず
陰陽
・陽の病態⇔のぼせぎみで顔色が赤く
・陰の病態⇔疲れやすく冷えやすい
気血水
・水毒の病態⇔口渇があり、尿量が減少する
・血虚の病態⇔皮膚の色つやが悪く
五臓
・脾胃虚弱の病態⇔胃腸虚弱
・肝陽上亢の病態⇔イライラして落ち着きのない
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