漢方処方製剤(2)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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漢方処方製剤

2.相互作用、受診勧奨
漢方処方製剤の相互作用
・同じ生薬を含む漢方処方製剤を併用した場合、副作用を生じやすくなる
・自己判断によって生薬成分を追加摂取した場合、生薬の構成が乱れて漢方処方が成立しなくなる
・「漢方薬はすべからく作用が穏やかで、副作用が少ない」という誤った認識を持つ人がいるので注意を要する
受診勧奨
・漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合であっても、生後3ヶ月未満の乳児に使用してはいけない
・一定期間または一定回数使用しても症状の改善が認められない場合は、証が適していない処方であるほか、一般用医薬品によって対処することが適当でない疾患である可能性がある
3.漢方処方製剤の種類
かぜの諸症状に用いられる
1)葛根湯
【適】
・体力中程度以上の人の感冒の初期(汗をかいていない人)
・鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛み
【不適】
・体の虚弱な人
・胃腸の弱い人
・発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・偽アルドステロン症
2)桂枝湯
【適】
・体力虚弱で、汗が出る人のかぜの初期
3)香蘇散
【適】
・体力虚弱で、神経過敏で気分がすぐれず、胃腸の弱い人のかぜの初期
・血の道症

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2021.03.16 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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