
漢方処方製剤
3.漢方処方製剤の種類
かぜの諸症状に用いられる
7)麻黄湯
【適】
・体力が充実して、かぜのひきはじめで、寒気がして発熱、頭痛があり、咳が出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていない人の感冒、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまり
【不適】
・胃腸の弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感、発汗過多、全身脱力感などの副作用が現れやすい
鎮痛に用いられる
1)桂枝加朮附湯(ケイシカジュツブトウ)
【適】
・体力虚弱で、汗が出て手足が冷えてこわばり、ときに尿量が少ない人の関節痛、神経痛
【不適】
・のぼせが強く赤ら顔で体力が充実している人では、動悸、のぼせ、ほてりなどの副作用が現れやすい
2)呉茱萸湯(ゴシュユトウ)
【適】
・体力中程度以下で、手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満する人の頭痛、頭痛に伴う吐き気、嘔吐、しゃっくり
3)芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)
【適】
・体力に関わらない
・筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのある人のこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
・鬱血性心不全
・心室頻拍
【注意】
・症状があるときのみの服用に留め、連用は避ける
・心臓病の診断を受けた人は使用してはいけない
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