
漢方処方製剤
3.漢方処方製剤の種類
鎮痛、精神不安・不眠、小児の疳に用いられる
1)加味帰脾湯(カミキヒトウ)
【適】
・体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴う人の貧血、不眠症、精神不安、神経症
2)桂枝加竜骨牡蛎湯(ケイシカリュウコツボレイトウ)
【適】
・体力中等度以下で、疲れやすく、興奮しやすいひとの神経質、不眠症、小児夜泣き、夜尿症、眼精疲労、神経症
3)柴胡加竜骨牡蛎湯(サイコカリュウコツボレイトウ)
【適】
・体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症、小児夜泣き、便秘
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人、瀉下薬(しゃげやく)を服用している人では、腹痛、激しい腹痛を伴う下痢の副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
4)酸棗仁湯(サンソウニントウ)
【適】
・体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがある人の不眠症、神経症
【不適】
・胃腸が弱い人、下痢または下痢傾向のある人では、消化器系の副作用が現れやすい
5)小建中湯(ショウケンチュウトウ)
【適】
・体力虚弱で、疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほてり、冷え、寝汗、鼻血、頻尿および多尿などを伴う人の小児虚弱体質、疲労倦怠、慢性胃腸炎、腹痛、神経質、小児の夜尿症、夜泣き
【注意】
・乳幼児に使用する場合、体格の個人差から体重当たりのグリチルリチン酸の摂取量が多くなることがある
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