漢方処方製剤(11)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
腸の不調に用いられる
4)麻子仁丸(マシニンガン)
【適】
・体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状な人の便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(ニキビ)、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常発酵、痔の緩和
【不適】
・胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい
【注意】
・ほかの瀉下薬(しゃげやく)と併用してはいけない
女性に現れる特有な諸症状に用いられる
1)温経湯(ウンケイトウ)
【適】
・体力中等度以下で、手足がほてり、唇が乾く人の月経不順、月経困難、こしけ(おりもの)、更年期障害、不眠、神経症、湿疹・皮膚炎、足腰の冷え、しもやけ、手あれ
【不適】
・胃腸の弱い人
2)温清飲(ウンセイイン)
【適】
・体力中等度で、皮膚はかさかさして、色つやが悪く、のぼせる人の月経不順、月経困難、血の道症、更年期障害、神経症、湿疹・皮膚炎
【不適】
・胃腸が弱く、下痢しやすい人では、胃部不快感、下痢などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
3)加味逍遙散(カミショウヨウサン)
【適】
・体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある人の冷え性、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症
【不適】
・胃腸の弱い人では、悪心(吐き気)、嘔吐、胃部不快感、下痢などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・腸間膜静脈硬化症

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2021.03.25 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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