漢方処方製剤(15)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
皮膚の症状、口内炎に用いられる
1)茵蔯蒿湯(インチンコウトウ)
【適】
・体力中等度以上で、口渇があり、尿量少なく、便秘する人の蕁麻疹、口内炎、皮膚の痒み
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
2)十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
【適】
・体力中等度は人の皮膚疾患で、発赤があり、ときに化膿する人の化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、水虫
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱い人
3)消風散(ショウフウサン)
【適】
・体力中等度以上の人の皮膚疾患で、痒みが強くて分泌物が多く、ときに局所の熱感がある人の湿疹・皮膚炎、蕁麻疹、水虫、あせも
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢をしやすい人では、胃部不快感、腹痛などの副作用が現れやすい
4)当帰飲子(トウキインシ)
【適】
・体力中等度で、冷え性で、皮膚が乾燥する人の湿疹・皮膚炎(分泌物の少ないもの)、痒み
【不適】
・胃腸が弱く下痢をしやすい人では、胃部不快感、腰痛などの副作用が現れやすい
痔の症状に用いられる
1)乙字湯(オツジトウ)
【適】
・体力中等度以上で、大便が硬く、便秘傾向のある人の痔核、切れ痔、便秘、軽度の脱肛
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、腹痛などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎

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2021.03.29 05:01 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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