
漢方処方製剤
3.漢方処方製剤の種類
痔の症状に用いられる
2)芎帰膠艾湯(キュウキキョウガイトウ)
【適】
・体力中等度以下で、冷え性で、出血傾向があり、胃腸障害のない人の痔出血、貧血、月経異常・不正出血、皮下出血
【不適】
・胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、腹痛、下痢などの副作用が現れやすい
外皮用に用いられる
1)紫雲膏(シウンコウ)
【適】
・ひび、あかぎれ、しもやけ、うおのめ、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹・皮膚炎
【不適】
・湿潤、ただれ、火傷または外傷のひどい場合、傷口が化膿している場合、患部が広範囲の場合
2)中黄膏(チュウオウコウ)
【適】
・急性化膿性皮膚疾患(腫れ物)の初期、打ち身、捻挫
【不適】
・湿潤、ただれ、火傷または外傷のひどい場合、傷口が化膿している場合、患部が広範囲の場合
【注意】
・捻挫、打撲、関節痛、腰痛、筋肉痛、肩こりに用いる貼り薬(パップ剤)にした製品もある
肥満症に用いられる
1)大柴胡湯(ダイサイコトウ)
【適】
・体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向がある人の胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり、頭痛、便秘、神経症、肥満症
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
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