漢方処方製剤(17)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

DSC_0107_convert_20140929214953.jpg

漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
肥満症に用いられる
2)防己黄耆湯(ボウイオウギトウ)
【適】
・体力中等度以下で、疲れやすく、汗をかきやすい傾向がある人の肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
・偽アルドステロン症
3)防風通聖散(ボウフウツウショウサン)
【適】
・体力が充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人の高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、肥満症
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人、発汗傾向の著しい人では、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
・偽アルドステロン症
【注意】
・小児に使用してはいけない
・ほかの瀉下薬(しゃげやく)と併用してはいけない
高血圧の随伴症状に用いられる
1)三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)
【適】
・体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのある人の高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人 だらだら出血が長引いているでは、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい

↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

介護職員ランキング
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
関連記事
2021.03.31 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
トップページ医薬品漢方処方製剤(17)












管理者にだけ表示