
漢方処方製剤
3.漢方処方製剤の種類
肥満症に用いられる
2)防己黄耆湯(ボウイオウギトウ)
【適】
・体力中等度以下で、疲れやすく、汗をかきやすい傾向がある人の肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
・偽アルドステロン症
3)防風通聖散(ボウフウツウショウサン)
【適】
・体力が充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人の高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、肥満症
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人、発汗傾向の著しい人では、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
・偽アルドステロン症
【注意】
・小児に使用してはいけない
・ほかの瀉下薬(しゃげやく)と併用してはいけない
高血圧の随伴症状に用いられる
1)三黄瀉心湯(サンオウシャシントウ)
【適】
・体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのある人の高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人 だらだら出血が長引いているでは、激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい
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