漢方処方製剤(18)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
高血圧の随伴症状に用いられる
2)七物降下湯(シチモツコウカトウ)
【適】
・体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のない人の高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)
【不適】
・胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感などの副作用が現れやすい
【注意】
・小児への使用は避ける
鼻の症状に用いられる
1)葛根湯加川芎辛夷(カッコントウカセンキュウシンイ)
【適】
・比較的体力のある人の鼻づまり、蓄膿症、慢性鼻炎
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸が弱い人、発汗傾向の著しい人では、悪心、胃部不快感などの副作用が現れやすい
2)荊芥連翹湯(ケイガイレンギョウトウ)
【適】
・体力中等度以上で、皮膚の色が浅黒く、ときに手足の裏に脂汗をかきやすく腹壁が緊張している人の蓄膿症、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきび
【不適】
・胃腸の弱い人では、胃部不快感などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
3)辛夷清肺湯(シンイセイハイトウ)
【適】
・体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴う人の鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症
【不適】
・体の虚弱な人、胃腸虚弱で冷え性の人では、胃部不快感などの副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
・腸間膜静脈硬化症

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2021.04.01 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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