漢方処方製剤(19)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
滋養強壮に用いられる
1)十全大補湯(ジュウゼンタイホトウ)
【適】
・体力虚弱な人の病後・術後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、寝汗、手足の冷え、貧血
【不適】
・胃腸の弱い人では、胃部不快感の副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
2)補中益気湯(ホチュウエッキトウ)
【適】
・体力虚弱で、元気がなく、胃腸の働きが衰えて、疲れやすい人の虚弱体質、疲労検体、病後・術後の衰弱、食欲不振、寝汗、感冒
【重篤な副作用】
・間質性肺炎
・肝機能障害
ほてりに用いられる
黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)
【適】
・体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着きがない傾向のある人の鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔い、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、湿疹・皮膚炎、皮膚の痒み、口内炎
【不適】
・体の虚弱な人
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・間質性肺炎
・腸間膜静脈硬化症
ニキビに用いられる
清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)
【適】
・体力中等度以上で、赤ら顏で、ときにのぼせがある人のニキビ、顔面・頭部の湿疹・皮膚炎、赤鼻
【不適】
・胃腸の弱い人では、食欲不振、胃部不快感の副作用が現れやすい
【重篤な副作用】
・肝機能障害
・偽アルドステロン症

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2021.04.02 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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