漢方処方製剤(20)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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漢方処方製剤

3.漢方処方製剤の種類
動悸・息切れに用いられる
苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)
【適】
・体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときに、のぼせや動悸がある人の立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、神経症、神経過敏
【注意】
・強心作用が期待される生薬は含まれず、主に利尿作用により、水毒の排出を促すことを主眼とする
※水毒:漢方の考え方で、体の水分が停滞したり偏在したりして、その循環が悪いことを意味する
・高血圧、心臓病、腎臓病の診断を受けた人では、偽アルドステロン症を生じやすく、また、動悸や息切れの症状は、それらの基<礎疾患によっても起こることがある
カンゾウの使用上の注意事項
・カンゾウを大量に摂取するとグリチルリチン酸の大量摂取につながり、偽アルドステロン症を生じる
・むくみ、心臓病、腎臓病、高血圧のある人や高齢者は、偽アルドステロン症を生じるリスクが高いため、1日最大服用量がカンゾウ(原生薬換算)として1g以上の製品については、治療を行っている医師または処方薬の調剤を行った薬剤師に相談する
・どのような人でも、1日最大服用量がカンゾウ(原生薬換算)として1g以上となる製品は、長期連用してはいけない
・カンゾウは、甘味料として一般食品にも広く用いられているため、グリチルリチン酸の葬摂取量に注意する

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2021.04.03 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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