
生薬製剤
代表的な生薬成分
4)オウバク
【基原】
・ミカン科のキハダまたはフェロデンドロン・キネンセの周皮を除いた樹皮
【作用】
・苦味による健胃、止瀉、収斂(しゅうれん)、抗菌、抗炎症、血行促進
【注意】
・ベルベリンを含む
・オウバクのエキス製剤は、苦味による健胃作用よりも、ベルベリンによる止瀉作用を期待して、消化不良による下痢、食あたり、吐き下し、水あたり、下り腹、軟便などの症状に用いられる
・日本薬局方収蔵のオウバク末は、健胃または止瀉の作用を期待して内服で用いられるが、外用では水で練って患部に貼り、打ち身、捻挫に用いられることがある
5)カンゾウ
【基原】
・マメ科ノウラルカンゾウまたはグリキルリザ・グラブラの根およびストロンで、ときには周皮を除いたもの(皮去りカンゾウ)
※ストロン:直立する茎の根元から生え、地表面に水平に伸びる葉のことで、その途中の節から新たな株が成育する
【作用】
・グリチルリチン酸による抗炎症、気道粘膜からの分泌を促す、小児の疳を適応症とする生薬製剤では主として健胃
6)ゴオウ
【基原】
・ウシ科のウシの胆のう中に生じた結石
【作用】
・強心、抹消血管の拡張による血圧降下、興奮を静める、血液の循環を促す、解熱
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