医薬品の安全対策(8)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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医薬品の安全対策

一般用医薬品に関する主な副作用事例とそれに対する行政措置(安全対策)
アンプル入りかぜ薬によるショック
・解熱鎮静成分としてアミノピリン、スルピリンが非業されていたアンプル入りかぜ薬の使用により、重篤な副作用で、計38名の死亡例が発生した(1959~1965年)
・アンプル剤は他の剤形に比べて吸収が速く、血中濃度が急速に高値に達するため、通常用量でも副作用を生じやすいことが確認された
・厚生省(当時)より関係製薬企業に対し、アンプル入りかぜ薬の製品の回収が要請された(1965年)
・アンプル剤以外の一般用かぜ薬についても、承認基準が制定され、成分、分量、効能、効果などが見直された(1970年)
小柴胡湯による間質性肺炎
・小柴胡湯による間質性肺炎が使用上の注意に記載されていたが(1991年以降)、その後も小柴胡湯とインターフェロン製剤の併用例による間質性肺炎が報告された
・インターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂が行われたが(1994年)、その後も慢性肝炎患者が小柴胡湯を使用して間質性肺炎が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例もあった
・厚生省(当時)より、関係制約企業に対して緊急安全性情報の配布が指示された(1996年)

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2021.05.23 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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