医薬品の安全対策(9)

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医薬品の安全対策

一般用医薬品に関する主な副作用事例と安全対策
一般用かぜ薬による間質性肺炎
・一般用かぜ薬の使用によると疑われる間質性肺炎の発生が計26例報告(いずれも死亡例はなく回復または軽快)された(2003年まで)
・以下の事情により、一般用かぜ薬全般につき、使用上の注意の改訂が指示された(2003年)
1)一般用かぜ薬は、一般の消費者が自らの選択により購入して使用するものであること
2)間質性肺炎は重篤な副作用であること
3)間質性肺炎の初期症状はかぜの諸症状と区別が難しく、症状が悪化した場合には注意が必要であること
PPA含有医薬品
・塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)は、鼻みず、鼻づまりなどの症状の緩和を目的として、鼻炎用内服薬、鎮咳去痰薬、かぜ薬などに配合されていた
・米国において、女性が食欲抑制剤として使用していた場合に、出血性脳卒中の発生リスクとの関連性が高いと報告された
・米国食品医薬品庁(FDA)が、米国内におけるPPA含有医薬品の自主的な販売中止を要請した(2000年)
・日本では、食欲抑制剤として承認されていないことなどを踏まえ、直ちに販売を中止する必要はないとして、心臓病の人や脳出血の既往がある人などは使用しないよう注意を喚起した(2000年)
・厚生労働省から関係製薬企業などに対して、使用上の注意の改訂などのほか、PPAの代替成分としてプソイドエフェドリン
塩酸塩(PSE)などへの速やかな切替えが指示された(2003年)

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2021.05.24 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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