
症状からみた主な副作用
8.イレウス様症状(腸閉塞様症状)
特徴
・イレウスとは腸内容物の通過が阻害された状態で、激しい腹痛、ガス排出の停止、著しい便秘等がみられる
・小児、高齢者、便秘傾向の人でみられやすい
原因となる薬剤
・ロペラミド塩酸塩等
9.喘息
特徴
・原因医薬品の使用後1時間以内に鼻水、鼻づまりが起こり、咳、喘鳴、呼吸困難などを生じる
・腹痛や下痢などを伴うこともある
原因となる薬剤
・解熱鎮痛薬(坐薬、外用薬も含む)
10.間質性肺炎
特徴
・肺の間質に炎症を生じたもの
・細菌感染による通常の肺炎とは異なる
・息切れ、息苦しさ、空咳などがみられる
・医薬品の使用から1~2週間程度の間に起こることが多い
・かぜや気管支炎との区別が難しい
・症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺繊維症に移行することもある
原因となる薬剤
・かぜ薬、小柴胡湯等の漢方薬
11.接触皮膚炎
特徴
・医薬品や化学物質、金属等に皮膚が敏感に反応して生じる
・アレルギー性のものと刺激性のものとに大別される
・正常な皮膚との境目がはっきりしている(医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じる)
・「肌に合わない」「かぶれ」と言われるもの
原因となる薬剤
・外用薬
・プフェキサマク
・ケトプロフェンなど
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