
催眠鎮静薬・眠気防止薬
催眠鎮静薬に用いられる成分
1.生薬成分
作用
・神経の興奮、緊張を和らげる
成分名
・チョウトウコウ、サンソウニン、カノコソウ、チャボトケソウ、ホップ等
注意すること
・生薬成分であっても、複数の鎮静薬の併用、鎮静作用のあるハーブとの併用は避ける
2.抗ヒスタミン成分
作用
・覚醒の維持、調節に関与しているヒスタミンによる刺激を抑えることによって眠気をもたらす
成分名
・ジフェンヒドラミン塩酸塩(睡眠改善薬)
注意すること
・一時的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)に用いる
・翌日まで眠気、だるさが残ることがある→運転、機械の操作は、それらの症状がなくなってから
・服用前後の飲酒を避ける
使用できない人
・慢性的な不眠症状がある人
・不眠症の診断を受けた人
・小児(神経過敏、興奮の副作用)
・妊娠中の人(妊娠中の睡眠障害は適応対象外)
・授乳中の人(乳児に昏睡のおそれ)
3.睡眠鎮静成分
作用
・脳の興奮を抑える
成分名
・プロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素
注意すること
・睡眠鎮静薬よりも、解熱鎮痛薬の補助成分として用いられることが多い
・少量でも眠気を催しやすい→摂取後は、運転、機械の操作は避ける
・反復摂取により、依存性
・プロモバレリル尿素:大量摂取による急性中毒が多い、胎児障害のおそれもあり、妊娠中は服用を避ける
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