
外皮用薬
皮膚に用いる薬の種類
・外皮用薬(外用薬)は、皮膚表面に生じた創傷や症状、または筋肉、関節等の症状を改善、緩和するため、外用局所に適用される医薬品
・外皮用薬は、表皮の角質層が柔らかくなることで有効成分が浸透しゃすくなることから、入浴後に用いるのが効果的
1)塗り薬(軟膏剤、クリーム剤)
・薬剤を容器から直接指にとって塗ることを繰り返すと、雑菌が混入するおそれがある
・いったん手の甲などに必要量をとってから患部に塗布する
2)貼付剤(バップ剤、テープ剤)
・汗や汚れはきれいに拭いてから貼る
・汗や汚れがあると有効成分の浸透性が低下したり、はがれやすくなったりする
3)スプレー剤、エアゾール剤
・目の周りや粘膜(口唇など)への使用は避ける
・至近距離からの噴霧や同じ部位へ長く噴霧することは避ける
殺菌消毒に用いる成分
1.アクリノール
作用
・黄色の色素が、一般細菌類の一部に殺菌消毒作用を示す
・ウイルス、真菌、結核菌には無効
特徴
・低刺激性、傷口にもしみにくい
・衣類につくと黄色く着色し、脱色しにくい
・止瀉薬(内服薬)に配合されることもある
2.オキシドール
作用
・過酸化水素の分解時に発生する活性酸素の酸化作用、泡立ちによる洗浄効果
・ウイルス、真菌、結核菌には無効
特徴
・作用持続性に乏しく、組織浸透性も低い
・刺激性があり、目の周りには使用しない
↓一日一回、あなたの応援クリックが更新のパワーとなります。↓

介護職員ランキング
↓この記事が役立ったという人は、ボタンをクリックしてください。↓
↓↓コメント欄に、ご意見、ご感想を、お気軽に書き込んで下さい。↓↓
- 関連記事
-
- 外皮用薬(3)
- 外皮用薬(2)
- 外皮用薬(1)
- 滋養強壮保健薬等(7)
- 滋養強壮保健薬等(6)