歯や口中の薬(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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歯や口中の薬

歯痛
・歯の齲蝕(うしょく)とそれに伴う歯髄炎によって起こることが多い
・歯痛薬は、歯の齲蝕による歯痛を鎮めることを目的としたもの
・歯痛薬を使っても歯の齲蝕が修復されることはない
歯痛薬(外用)に用いられる成分
1.局所麻酔成分
・アミノ安息香酸エチル、ジブカイン塩酸塩、テーカイン
→齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮める
2.殺菌消毒成分
・木クレオソート、オイゲノール、セチルピリジニウム塩化物
→齲蝕を生じた部分の細菌の繁殖を抑える
3.生薬成分
・サンシシ
→抗炎症作用
歯槽膿漏
・歯と歯肉の境目にある溝では細菌が繁殖しやすく、歯肉に炎症を起こすことがある
・この歯肉炎が重症化し、炎症が歯周組織全体に広がったものを歯周炎(歯槽膿漏)という
歯槽膿漏薬(外用)に用いられる成分
1.殺菌消毒成分
・セチルビリジウム塩化物、クロルヘキシジングルコン酸塩
→歯肉溝での細菌の繁殖を抑える
・ヒノキチオール、チョウジ油
→抗炎症作用も期待できる
2.抗炎症成分
・グリチルリチン酸二カリウム、グリチルレチン酸
→歯周組織の炎症を和らげる
・ステロイド性成分
→口腔内に用いる場合、含有量によらず長期連用を避ける

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2021.08.01 05:00 | 医薬品 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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