保証債務(2)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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保証債務

4.効力
1)保証債務の範囲
・保証債務の範囲は、特約のない限り、元本のほか、利息、違約金、損害賠償、その他その債務に従たるすべてのものを含む
・特約があれば、その範囲を限定することができる
2)保証人の抗弁権等
・保証債務の補充性により、保証人には、催告の抗弁権、検索の抗弁権が認められる
・また、保証債務の付従性から、主たる債務者に生じた権利の援用が認められる
催告の抗弁権
・債権者が主たる債務者に請求しないでいきなり保証人に請求してきた場合において、保証人が、まず主たる債務者に催告すべきことを請求できること
検索の抗弁権
・保証人は、債権者が主たる債務者に催告をした後であっても、主たる債務者に弁済をする資力があり、かつ、執行が容易なことを証明して、まず主たる債務者の財産について執行すべきことを主張できること
主たる債務者に生じた権利の援用
・保証債務の付従性から、保証人は、主たる債務者が債権者に対して同時履行の抗弁権を有しているときは、これを主張して、債権者の請求を拒むことができる
・保証人は、主たる債務者が債権者に対して相殺権、取消権又は解除権を有するときは、これらの権利の行使によって主たる債務者がその債務を免れる限度において、債権者に対して債務の履行を拒むことができる

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2021.10.18 05:00 | 民法 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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