契約の効力(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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契約の効力

同時履行の抗弁権
・売買契約等の双務契約における当事者の一方が、相手方が債務の履行の提供をするまで、自己の債務の履行を拒絶することができる権限
1.同時履行の抗弁権が認められる場合
・双務契約による両当事者の債務
・解除による原状回復義務
・売主の担保責任
・請負人の担保責任
・負担付贈与のおける負担と贈与
・弁済と受取証書の交付
・契約が無効又は取り消された場合の当事者相互の返還義務
2.同時履行の抗弁権が認められない場合
・弁済と債権証書の返還
・弁済と抵当権設定登記の抹消請求
・貸借家屋の明渡しと敷金の返還
・造作買取請求と建物の明渡し
3、効果
1)履行遅滞責任を負わない
2)裁判上主張されたときは、引換給付判決がなされる
3)同時履行の抗弁権が付着している債権を自働債権として、相殺することはできない
危険負担
1.原則
・双務契約において、一方の債務が債権者の帰責事由なく履行不能となった場合、債権者は、債務者から反対債務の履行請求を受けたとき、自己の債務の履行を拒絶することができる
2.例外
・債権者の帰責事由によって履行不能が生じた場合、債権者は反対債務の履行を拒絶することができない
・この場合、債務者は自己の債務を免れたことによって得た利益を債権者に償還しなければならない

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2021.10.31 05:00 | 民法 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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