消化器系(7)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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消化器系

10.大腸
・大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器
・内壁粘膜に絨毛がなく、消化はほとんど行われない
大腸の役割
・水分と電解質(ナトリウム、カリウム、リン酸など)を吸収し、固形状の糞便を形成する
・大腸の粘膜から粘液(大腸液)を分泌し、便塊を粘膜上皮と分離しやすく滑らかにする
腸内細菌
・大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維を発酵分解して、糞便の臭気の元となる物質やメタン、二酸化炭素などのガスを生成する
・腸内細菌が食物繊維を分解して生じる栄養分が、大腸の粘膜上皮細胞の活動に利用される
・腸内細菌は血液凝固や骨へのカルシウムの定着に必要なビタミンKなどの物質を産生する
糞便
・糞便の成分の大半は水分
・水分以外は、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸や、腸内細菌の死骸が含まれ、食物の残滓(ざんし)は約5パーセントに過ぎない
便意
・通常、糞便は下行結腸、S状結腸に滞留しており、直腸は空になっている
・S状結腸に溜まった糞便が直腸へ送られてくると、その刺激に反応して便意が起こる
11.肛門
・肛門は、直腸粘膜が皮膚へと連なる対外への開口部
・直腸粘膜と皮膚の境目には歯状線と呼ばれるギザギザの線がある
・肛門周囲は、肛門括約筋で囲まれており、排便を意識的に調整することができる
・肛門周囲には、静脈が細かい網目状に通っていて、その血管がうっ血すると痔の原因となる

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2021.11.22 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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