
運動器官
1.外皮系
1)皮膚
皮膚の常在菌
・皮膚の表面には常に一定の微生物が付着しているが、その微生物のバランスが崩れたり、皮膚を構成する組織に損傷が生じたりした場合、病原菌が繁殖し、体内への侵入が起こりやすくなる
・生体は、それらの病原菌を排除する反応などとして免疫機能を活性化させ、その結果、皮膚に発疹、発赤、痒みなどの炎症を生じることがある
メラニン色素
・皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるもの
・メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、紫外線から皮膚組織を防護する役割を担っている
・メラニン色素の防護能力を超える紫外線に曝されると、炎症を生じて発熱や水疱、痛みなどを生じる
・紫外線によりメラノサイトが活性化すると、メラニン色素の過剰な産生が起こり、シミやそばかすとして沈着する
2)毛
・毛は皮膚の付属器
・毛根の最も深い部分を毛球という
・毛球の下端のへこんでいる部分を毛乳頭という
・毛乳頭には毛細血管が入り込み、毛母細胞に栄養分を運んでいる
・毛根を鞘(さや)状に包んでいる毛包には、立毛筋と皮脂腺が繋がっている
・立毛筋は、気温や感情の変化などの刺激による収縮し、毛穴が隆起する立毛反射、いわゆる鳥肌が生じる
毛の形成
・毛母細胞の細胞分裂によりできた新しい細胞が次々に押し上げられ、次第に角化して毛が形成される
・毛母細胞の間にはメラノサイトが分布しており、産生されたメラニン色素が毛母組織に渡されるが、そのメラニン色素の量によって毛の色が決まる
皮脂腺
・皮脂腺は、腺細胞が集まってできていて、脂分を蓄えて死んだ腺細胞自身を皮脂として分泌する
・皮脂は毛穴から排出されるが、その分泌が低下すると皮膚が乾燥して皮膚炎や湿疹を生じる
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