薬が働くしくみ(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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薬が働くしくみ

1.医薬品の作用
・医薬品の作用には、全身作用と局所作用がある
・全身作用とは、有効成分が循環血液中に移行し、全身を巡って薬効をもたらす作用
・局所作用とは、特定の狭い身体部位において薬効をもたらす作用
医薬品の作用と特徴
1)全身作用
・作用の発現には、消化管からの吸収、代謝と作用部位への分布という過程を経るため、ある程度の時間がかかる
・内服薬には全身作用をもたらすものが多い
・内服薬であっても、有効成分が消化管内で作用するものは局所作用
・全身作用を目的とする医薬品であっても、局所的な副作用を生じることがある
2)局所作用
・医薬品の適用部位が作用部位である場合が多いため、作用の発現は比較的速やか
・外用薬には適用部位に対する局所作用を示すものが多い
・外用薬であっても、全身作用を目的としたものもある
・局所作用を目的とする医薬品であっても、全身性の副作用を生じることがある
2.薬の生体内運命
消化管吸収
1)有効成分の溶出
・内服薬のほとんどは、消化管から吸収される
・固形剤の内服薬の大分部は胃で有効成分が溶けるが、腸溶性製剤の場合、腸で有効成分が溶ける
・内服薬の徐放性製剤は、作用を持続させるため、有効成分がゆっくりと溶けるように作られている

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2021.12.12 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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