薬が働くしくみ(2)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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薬が働くしくみ

2.薬の生体内運命
消化管吸収
2)有効成分の吸収
・内服薬の有効成分は、主に小腸で吸収される
・消化管からの吸収は、一般に、濃度の高いほうから低いほうへ受動的に拡散していく
・有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物や他の医薬品の作用によって影響を受けるため、医薬品の用法には、食事の時間と医薬品の服用時間との関係が定められている
内服以外の用法における粘膜に適用する医薬品
1)坐剤
・肛門から注入し、直腸内で溶解させ、薄い直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させる
・直腸粘膜は静脈が豊富に分布し、有効成分が容易に循環血液中に入るため、全身作用が速やかに現れる
・初めに肝臓で代謝を受けることなく全身に分布するため、全身性の副作用を生じることがある
2)舌下錠、咀嚼剤
・抗狭心症薬のニトログリセリン、禁煙補助薬のニコチンは、有効成分が口腔粘膜から吸収されて全身作用を示す
・初めに肝臓で代謝を受けることなく全身に分布するため、全身性の副作用を生じることがある
3)点鼻薬
・一般用医薬品に全身作用を目的とした点鼻薬はない
・鼻腔粘膜は毛細血管が豊富に分布し、有効成分が循環血液に入りやすくなっている
・初めに肝臓で代謝を受けることなく全身に分布するため、全身性の副作用を生じることがある

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2021.12.13 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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