症状からみた副作用(1)

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

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症状からみた副作用

全身に現れる副作用
1.ショック(アナフィラキシー)
・即時性のアレルギー反応の一種
・医薬品の場合、以前にその医薬品によって蕁麻疹などのアレルギーを起こしたことがある人で起きる可能性が高い
・いったん発症すると、病態は急速に悪化することが多い
・適切な対応が遅れると、チアノーゼや呼吸困難などを生じ、致命的な転帰をたどることがある
・発症後の進行は、非常に速やか
主な症状
・顏や上半身の紅潮、熱感、皮膚のかゆみ、蕁麻疹、口唇や舌、手足のしびれ感、むくみ、吐き気、顔面蒼白、手足の冷感、冷や汗、息苦しさ、胸苦しさ
2.重篤な皮膚粘膜障害
皮膚粘膜眼症候群
・スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)とも呼ばれている
・発生頻度は、人口100万人当たり年間1から6人
・発症機序の詳細は不明
・発症の可能性がある医薬品の種類も多いため、発症の予測は極めて困難
主な症状
・38℃以上の高熱を伴う
・発疹、発赤、火傷様の水疱などの激しい症状が、比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼などの粘膜に現れる
中毒性表皮壊死融解症(TEN)
・ライエル症候群とも呼ばれている
・症例の多くは、皮膚粘膜眼症候群の進展型とみられる
・発生頻度は、人口100万人当たり年間0.4から1.2人
・発症機序の詳細は不明
・発症の予測は困難
主な症状
・38℃以上の高熱を伴って、広範囲の皮膚に発赤が生じる
・全身の10パーセント以上に火傷様の水疱、皮膚の剥離、びらんなど

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2021.12.20 05:00 | 医療 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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