
症状からみた副作用
全身に現れる副作用
3.肝機能障害
中毒性の肝機能障害
→有効成分またはその代謝物の直接的肝毒性が原因
アレルギー性の肝機能障害
→有効成分に対する抗原抗体反応(抗原と抗体との特異的な結合によって起こる反応)が原因
主な症状
・全身の倦怠感、黄疸
・発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐き気
4.偽アルドステロン症
・副腎皮質からのアルデステロン分泌が増加していないにもかかわらず、体内に塩分(ナトリウム)と水が貯留し、体からカリウムが失われて生じる病態
・小柄な人や高齢者で生じやすく、原因医薬品の長期服用後に初めて発症する場合がある
・複数の医薬品、医薬品と食品との間の相互作用によって生じることもある
主な症状
・手足の脱力、血圧上昇、筋肉痛、こむら返り、倦怠感、手足のしびれ、頭痛、むくみ(浮腫)、喉の渇き、吐き気、嘔吐
・病態が進行すると、筋力低下、起立不能、歩行困難、けいれんなど
5.病気などに対する抵抗力の低下、出血傾向
白血球(好中球)の減少
・医薬品の中で、白血球が減少し、感染に対する抵抗力が弱まることがある
・ステロイド性抗炎症薬や抗がん薬は、そうした易感染性をもたらす原因となる
・初期の段階では、かぜの症状と見分けることが難しく、進行すると重症」な細菌感染を繰り返し、致命的となることもある
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