医学モデルと社会モデル

高齢者や認知症の介護と障がい者や難病患者を支援する情報をご紹介します。

福祉支援においては、すべての人々の存在様式を等しく尊重することが、大前提となります。

すべての人々を正しく理解し、その人たちが必要とする援助を適切に提供するには、優れた理念と熟達した技術が求められます。

では、支援を必要とする人を、どのように理解したらよいでしょうか。

簡単な考え方として、「医学モデル」「社会モデル」という対極的な視点に立つ方法があります。

「医学モデル」とは、「解決すべき問題や課題は、当事者である個人にある」という視点です。つまり、問題はあなたにあるから、専門家による指導を受けて、あなた自身が変化して下さいという考え方。言い換えると、個人に対して、「努力により、自ら、変容させるべき」ということ。

一方、「社会モデル」とは、「解決すべき問題や課題は、当事者である個人にはない」という視点です。つまり、問題はあなたになく、社会の側にある。あなた自身が変わる必要はなく、あなたの環境を改善し、支援を豊かにするべきであるという考え方。

そして、社会モデルの究極の目標は、人権尊重にあると言われています。

世界保健機関(WHO)は、この2つの視点は対極的な関係にあるが、決して矛盾するものではない。これらの双方が重要であるとしています。

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2013.03.24 06:34 | 社会福祉 | トラックバック(-) | コメント(0) |
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